INTRODUCTION
イントロダクション

ひとりひとりが主人公になれる
新しいかたちのチャリティ音楽劇

運営　オフィスダッフォ

若者の支援、育成、交流を目的に2016年から開催。沖縄県、県内各支援団体・施設と連携を強めながら、「子どもファースト」をコンセプトに障がいや家庭環境、対人関係など様々な事情で学校に通うことのできない子どもたちを支援するためのチャリティイベント「Gakuensai」（2016年）、沖縄県知事主催によりイオンモール沖縄ライカムで開催された「おきなわゆめみらいフェスタ2017」（2017）など様々なチャリティイベントをプロデュース。音楽ライブやシンポジウム等を通し、現代の子どもたちが置かれた状況への理解を深め、子どもたちをサポートする取り組みの普及・啓発を図っています。

子どもたちが実行委員・スタッフとして実際のイベント企画・運営に関わることにより、学校や施設では学ぶことのできない実践的な経験を積むことができ、達成感、連帯感、自己肯定感を得ることができます。 イベント企画・運営の経験により、子どもたちの社会参加、就労意欲を向上させ、コミュニケーション能力、判断力など社会人として必要なスキルを身に着けます。

また、課外活動を通して子ども同士の絆を深め、学校や施設以外のつながりを持つことで、周囲との関わりを強めます。子どもたちひとりひとりが生き生きと輝ける社会を目指し、従来のチャリティイベントの常識にとらわれず、子どもたちに寄り添った様々な工夫を凝らしながら運営しています。

今回の音楽劇では、ミュージシャン、俳優、学生など十代～二十代の若いスタッフ・キャストが集まり、「今自分たちにできること」をそれぞれが考え、それぞれの思いをこめて取り組んでいます。

現代の日本において、貧困をはじめとする家庭環境や障害、人間関係など様々な問題を抱える子どもは数多く存在します。自宅や学校に居場所を見出すことのできない子どもたちのためになにかできることはないだろうかと考え、「楽園祭」というプロジェクトを立ち上げました。

ひとつのことに熱中し、みんなで力を合わせ協力し合ってイベントを完成に導き、成功させるという経験を通じ、他者とのつながりを実感、自身の夢や未来の目標について考えるきっかけになればと考えています。

2016年には音楽イベントを開催しましたが、今回はより子どもたちが積極的に参加できるコンテンツを作りたいという思いから、「音楽劇」というスタイルを取り入れました。

ミュージカルというほど本格的なものではなく、より子どもたちの感性に合致させたストリートに近いラフな舞台を子どもたちとともに作り上げます。

「Creep」とは「気味の悪い奴」という意味であり、自分自身を好きになれない主人公の心の闇を表しています。ティーン世代の少年少女を主人公に据え、思春期の子どもたちが抱く絶望感や孤独感をリアルに表現しながら、友達や周囲の人々との関わりを通じて主人公たちがそれぞれに成長していく過程を描いています。

脚本家、演出家ともにフレッシュな人材を起用し、若い世代が中心となった舞台です。歌、ダンス、ビートボックスなど様々な要素を詰め込んだこれまでにない演劇作品となり、ホールや劇場ではなくライブハウスを会場に選ぶなど、普段観劇にあまり関心のない中高生にも足を運んでもらえるような工夫をしています。老若男女すべての心を動かす作品として、ぜひ多くの方々にご覧いただきたいと思っております。

収益金は沖縄県の支援機関「沖縄子どもの未来県民会議」に寄付し、悩みを抱える子どもたちのために役立てていただきます。

時代の流れというものは、その時その時を生きて来た人たちが感じるものであり、そこにある問題というものは今現在でも、実際に存在しているのが現状です。

その、問題が、実際にどのようなものか、それを知るのはやはり難しいものがある。

ニュースやSNSから流れる物は事実であるかもしれないが、そこの過程や、状況を知ることは難しい。

今回の舞台はその過程や事情、何よりもそれを感じた「気持ち」というところに、フォーカスを向けた舞台にしたい。
個人個人の抱える問題や、関わり方 何よりも子ども達に夢は持てるということを伝えたいと思います。

生きる意味や、自分自身がやりたい事、自分の気持ちと向き合うきっかけになれればと思います。

一つのものを、1から作り上げる喜びや、 自分の意思でやりたい、やってみたいという気持ちを大切に作り上げていければと思います。
そして、舞台を観たお客様にも、その現状と 気持ちという部分を疑似体験する事ができ、 知るきっかけになれればと考えております。
是非色んな方々に見て、感じていただきたいです。

STORY
ストーリー

ミュージシャンの父と全国各地を転々としながら不安定な生活を送っていたシュウは、引越先で地元の不良ルイに目をつけられる。乱暴で自己中心的なルイをシュウは嫌っていたが、なりゆきで一緒にミュージックバーで歌うことになる。はじめのうちは敵対するふたりだが、互いの境遇や傷を知るにつれ、徐々に絆が生まれていく。

ルイの舎弟であるタツキ、ルイにまとわりつく帰国子女のヒカル、バーの人気歌手ヒトミ、優等生の女子高生リサ。十代という多感な時期にそれぞれの悩みを抱えながら互いに影響を与え合って成長していく少年少女たちの物語。